FF11に限らずリアルでもそうですが、ゲームは基本的に長時間やる(年を食う)とリアル経験と知識がたまるため、どんどん上達していきます。もちろん、ちょっとかじっただけでアッという間に腕をめきめきあげる人や、新戦法を考えつく“天才”もいますが……。

 そんな中で私がレベル48前後のナイト時代に出会ったタルタル詩人。彼(彼女?)はまさに“怪物(モンスター)”でした。

 「詩人って何?」という人のため説明すると。詩人は「歌」を歌うことで、攻撃の命中率や耐火力を上げるジョブです。ソロでは弱すぎるのですが、パーティーに入ると戦力の底上げをしてくれ、レベルが上がるとHPやMPを回復する歌も覚えるので、パーティーを組むときは真っ先に誘われる超人気ジョブ。入ってものの1分もたたないうちに誘われちゃうとか。うらやましいですね。

 竜騎士ときたら、2時間待っても誘われないのが普通で、いったいどういうことだ。これは開h(以下、愚痴になるので省略)。

 さて、詩人は仲間に歌をかけ分けるのが仕事です。直接攻撃をする前衛に命中率や攻撃力アップの歌を、後衛にはMPを回復する歌をかける。

 ところが、この詩人さんは通常業務のほかに、敵を探して釣ってくることまでしちゃうのです。釣りの本職はシーフなどが担当するのですが、シーフよりも敵を見つけて釣ってくるのです。戦闘が終わったらいつの間にか詩人さんの姿はない。だけど、ちゃんと戦闘後のアフターケアであるMP回復歌「バラード」がかかっている……。後衛だけじゃなく、前衛の盾(ナイト)の私にどうやってかけたのよ!

 しかも、戦闘中には「ヒマなんでなんかやっておきますね」という理由で、敵の必殺技をつぶす必殺技「フラッド」をかます。

 マジですかwww

 ちなみに狩り場は、ライバルパーティーが3〜4つある人気の場所でした。あまたのライバルを横目に、3時間やって1万1000稼いだインパクトは強烈でした。当時は、まだ開始から1年もたっていない時期。戦術の整理がされていないこともあり、「6000稼げればラッキー」という時代だったのに。

 おかしいよ、ママン!絶対、この詩人さんおかしいって!!

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