前回のお金稼ぎレクチャーですが「BCに行く仲間を集めるのが大変です」という方に。ソロでお金を稼ぐ方法を。ただし、1日をつぶす苦労を覚悟する条件付で。高額アイテムを落とす「NM(ノートリアス・モンスター)」を狙ってください。

 いろいろな金稼ぎのために狩るNMがいますが、その代表格といえばバルクルム砂丘の「皇帝トンボ」こと「Valkurum Emperor」、オズトロヤ城の「Mee Deggi the Punisher」、南グスタベルクの「リーピン」こと「Leaping Lizzy」でしょう。それぞれ皇帝羽虫の髪飾り(70万ギル相当)落人の小手(100万ギル)、リーピング・ブーツ(50万ギル)をドロップします。

 ここでは皇帝トンボの場合を取り上げましょう。この敵は、前回のNMの消滅から一定時間がたっており、雑魚を倒して再出現するという二つの条件を満たすとランダムで出現する「抽選POP」というモンスターです。

 この「皇帝トンボ」を出すには、前回のNMを倒してから1時間たっている必要があり、セルビナの西にある広範囲の砂漠のトンボ「Damselfly」を倒します。まずは一時間つぶす覚悟で、皇帝を張り込んでください。ただし、レベル45のあるジョブで(それ以下だと負ける可能性が……)。

 さらにいえば。メーンジョブかサポジョブは狩人、シーフの組み合わせでないと厳しい戦いを強いられます。理由は狩人の「広域サーチ」。これがないと獲物が出現したことすら気づきません。さらにここからはジョブアビリティ「とんずら」がないと、出現位地にたどり着くときに致命的な不利となります。

 そうやって地図を開いてサーチ、対象となるトンボがわけば倒しておく。画面に「Valkurum Emperor」の文字がでたら、レーダーのターゲット対象にして、レーダーの指す方向に「とんずら」。あとは運任せ。沸く場所やライバルのスキルによって左右されます。

 これらのNMが過酷なのは、戦闘権利を得たからといって、倒せばアイテムを100%ドロップしないためです。FFは過度に弱い敵を倒した場合、ドロップ率が落ちます。そのためレベル75よりは45のほうが圧倒的にドロップしやすくなっています。そう、シーフ45の「トレハン2」の有無がここで効いてくるわけです。ただレベル46のシーフはドロップ率が実感90%ですが、たとえシーフといえど75になると半分も落としません。他のジョブならなおさら。でも、この一攫千金を求めて多くの冒険者が集うのです。

 この皇帝狩りは、文字通りハイリスク・ハイリターン。取られるのが当然で、そう割り切るしかない過酷な戦いです。ちなみにやり続ければ、ここに書かなかったノウハウにも気づくでしょう。私も、ここでは稼がせてもらった反面、本当に泣かされました。

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