【竜騎士の生存理由】　（下）「愛着が支える」

　竜騎士にフォローの意見もあって、「ソロでは強い」といわれていますが、赤獣忍の抜けた強さには及ばず、素の回避が高いシーフよりも下というのが共通認識でしょう。

　レベル上げのダメージ累計では他のアタッカージョブよりも上位（飛竜込み）なのですが、瞬発力ダメージのなさ、範囲攻撃の敵を嫌うなどの汎用性のなさ、知名度のなさが災いしています。

　特にHNM戦は、敵が物理攻撃の耐性が高い、回避能力の高い敵が多いため、その弱さが出てしまうのです。さらに飛竜の攻撃コントロールが難しい。四神戦での2アビの離脱時に、飛竜が邪魔になることもしばしば。

　竜騎士の見せ場は、レベル上げだったりします。暗黒騎士や侍と違い、能力自体に「物理命中」があり、飛竜のダメージもありながらヘイトが分散され、「ハイジャンプ」「スーパージャンプ」でヘイトコントロールができる。さらに格下相手の殲滅速度は、トップクラスでしょう。STRを高めた装備に変えたときのペンタスラストのダメージは最大1800叩き出せたりします（ベヒ縄張りのコウモリとか。食事を取れば2000いくんじゃねーかと思います）。……でもそんな能力は、今のFF世界でほとんど要求されていません。

　私が竜騎士でありながら例外的に、空への参戦やHNMLSの参加を許してもらえるのは、空の場合はLSの設立者であること、交渉ごとを受け持っているからでしょう。HNMLSの場合は、リーダーや仲間の理解があるからでしょうね。普通は門前払いと思います。そうそう、「リューサン」ネタにして遊べること……もあるかな（汗）。

　まぁ、竜騎士の強化の方向性は個人的には喜ばしいことですが、あまり期待するのもどうかと。ウエポンスキル「大車輪」の強化を言われて、実装されたときのガッカリ感もすさまじかった。

　ただ、一つだけ合ってると思えることがあります。開発者のコメントで竜騎士の強化について「竜騎士は、同じ人がジョブをするのは嫌うので」というコメントがありますが、個人的にはごもっとも。だって、使えないジョブを懸命にやるのは、愛着という理由があるからこそ。おかしいなぁ、マゾのケはないはずなんだけど……。